来る2024 年6 月 29 日(土)に自治医科大学 教育研究棟 講堂および大教室において『第8回日本臨床薬理学会 関東甲信越地方会』を開催させていただくこととなりました。
臨床薬理学は基礎医学としての薬理学とは異なり、ヒトにおける合理的な薬物療法の確立、薬の適正使用などを目指す実地臨床に繋がる学問領域として本邦におきましても1970年代以降全国に広まり、医療の根幹をなす薬物療法に取り組む医師、薬剤師、看護師、企業関係者など“くすり”に関わる多職種・多領域の方々で構成され、全国規模の組織としてさらに発展を続けております。
海老原昭夫先生が自治医科大学に臨床薬理学講座を1974年に開講され、自治医科大学あるいは大分医科大学(現在 大分大学)で臨床薬理学の礎を築かれました。その後、藤村昭夫先生が1994年自治医科大学臨床薬理学講座教授にご就任され、2017年御退任までの長きにわたり本学はもとより本邦の臨床薬理学の発展に尽くされました。
今回2024年 第8回関東・甲信越地方会を担当させて頂くことになりましたが、丁度、臨床薬理学あるいは附属病院薬剤部発足50周年を迎えるタイミングとなりました。現・自治医科大学臨床薬理学部門 また 附属病院薬剤部 一同 心意気も新たに新たな半世紀に向けて精進して参りたいと考えております。
それを踏まえ今回、本学術集会テーマを「最適な薬物療法を地域・社会に届けるために 臨床薬理学の原点から未来へ」と致しました。臨床薬理学の黎明期から・現在・そして将来について活発な議論が交わされることを期待しております。前・第7回関東甲信越地方会まではコロナ禍にあって完全web開催でありましたが、今回は久しぶりの現地開催を予定しており、地域医療のリーダーを育成することを本是とする自治医科大学に一堂が集い、活発な討論が行われる予定です。
臨床・基礎研究、症例報告およびシンポジウムや特別講演を通して、臨床における薬物の適正使用についての知識のブラッシュアップと学会員の意見交換、研鑽の場となるよう整えて参りたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
第8回関東・甲信越地方会では皆さまからの臨床薬理に関する演題を
関東・甲信越地区に限らず全国から幅広く応募致します。
臨床・基礎における研究のみならず、症例報告や日々の業務の工夫・取り組みなど 多彩な話題について御発表頂ければ幸いです。今回は採択演題は全て現地での口述発表とします。
(発表と質疑応答を併せて12-15分程度)
なお 優秀演題を最後の閉会式において表彰させて頂きます。
※ 日本臨床薬理学会の学会員以外の方も発表可能ですが、
是非、これを機に日本臨床薬理学会へのご入会をご検討ください。
JR宇都宮線「自治医大駅」下車、東口から徒歩15分 または 東口バス停から「自治医大病院」行きバスで5分
東北新幹線を利用の場合は、「東京方面からは小山駅」、「東北方面からは宇都宮駅」で下車し、宇都宮線の普通電車に乗り換え
国道4号線、新国道4号線で小山市内より約12km、宇都宮市内より約25km
救急外来入り口からお入り頂き職員用駐車場を無料でご利用頂けます。
開催時期が近づきましたら別途ご案内致します